Total Recall|トータル・リコール

1990年に【アーノルド・シュワルツェネッガー】主演で映画化された作品のリメイク版である。

『過去の記憶が作られたもの』という設定以外は、まったくの別物と言ってもいい内容だったが、それなりに楽しめた。

しかし、前作から20年以上も経過しているので、登場する機器が洗練されているとは言え、その分だけ、迫力に欠けてしまった感がある。

前作にあった、鼻の穴から発信機を引っ張り出す衝撃に比べると、手のひらに仕込まれた通話回路を取り出すの場面などに、それを感じてしまった。

それでも、前作を観ていない方や、年代的にそれを知らない方なら、充分に楽しめる作品だと思う。

私の印象と言えば、強いのか弱いのか判らない主人公の【コリン・ファレル】を、トコトン追い回す悪妻役の【ケイト・ベッキンセイル】の美しさだけが残っている程度である。

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