一言で表現すれば【ジジイの友情と恋物語】である。
取り立てて山場があるわけでもなく、もちろんサスペンス、バイオレンスなどの類も無い。
物語は淡々と進んでいく。しかし、いつしか引き込まれてしまうのだ。
そして、得も言われぬ温もりを感じながら観終ることができた。
脚本の秀一さに加えて【ロバート・デュヴァル】【リチャード・ハリス】【シャーリー・マクレーン】【サンドラ・ブロック】その上【パイパー・ローリー】をはじめとした、名脇役が顔を揃えているとなれば、当然とも言える。
たとえ、私が同年代のジジイであることと、こんなジジイを目指していることが、最大の理由に他ならないことを、重々承知しているとしてもである。
掛け値なしで面白い作品だった。
ここでも【ジジイの作品に外れ無い】の格言は生きていたのである。
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