何ともありがたい世の中である。
私が16歳当時の映像を、居ながらにして観られるのだ。
それも、私の原点でもある【CREAM】の【Crossroads】である。
*
ジャズを聴くようになったのは二十歳を過ぎたあたりで、それまではご多分に漏れずロック一辺倒だった。
頭の中に詰まっているのはロックとバンドとギターのことばかり。ただでさえ容量の少ない頭なので、勉強の入る余地などあるはずもない。
どこえ消えたのか判らないが、髪も当時のクラプトンぐらいはあった。
ふさふさだった髪は消え失せても、染みついたロック魂は消えていないようだ。
レコード盤が擦り切れるほど聴きまくったリフが流れた途端、体の芯がむず痒くなってきた。
きっと、今日はいいことがありそうだ。
コメント