四部作

私は好きである。敢えて読書好きと言えないのは、物としての本が好きだからだ。言い換えれば、紙に印刷された文字が好きだとも言える。

まだまだ若く感性に満ち溢れていたころは、気に入った本を読んでいると、紙の上で文字たちが戯れているように感じた瞬間もあった。

それまでは、文字よりも音符の方が好きだった私が、そんなにも文字好きになってしまった因縁の作品を再々読している。

20代で初めて読み『よし、こんな男になろう!』と、本気で決心してしまった。

40代で読み返した時は『んん~~こんな男になってるかな?』と、考えてしまった。

60代の今

【ぼくは海のような男になろう・・・・・・ぼくは森のような男になろう・・・・・・】

この件(くだり)は、どんな風に感じるのだろうか、それが楽しみで仕方ない。

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