Bill Evans (p) // Chuck Israels (b) // Paul Motian (d)
May & Jun. 1962
1959年に結成された【ビル・エヴァンス】【スコット・ラファロ】【ポール・モチアン】による【ファースト・トリオ】の演奏は、リバーサイド4部作と称され、ジャズにおけるピアノ・トリオの方向性を変えたと評価されている。
それが、1961年の【スコット・ラファロ】の事故死で、突然、終わりをつげ、新たなベーシストに【チャック・イスラエル】を加えて、この2枚のアルバムが録音された。
【スコット・ラファロ】に比べると、幾分、地味な演奏をする【チャック・イスラエル】だが、反面、ピアノにメロディアスに絡んでいく彼の演奏の方が、私の好みに合っている。
【Moon Beams】はスロー・バラードが中心なのに対して【How my heart sings】にはリズミカルな選曲になっているのも聴きやすくていい。
この後1969年に【エディ・ゴメス】【マーティー・モレル】と結成した【セカンド・トリオ】は1975年まで活動し、多くのアルバムを残していて、その評価も高い。
しかし、その狭間で残されたこの2枚のアルバムの評価がいま一つなのが、私としては残念で仕方ないのである。
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