WAY OUT WEST

ウエイ・アウト・ウエスト ソニー・ロッリンズ

Sonny Rollins(ts) / Ray Brown(b) / Shelly Manne(ds) // Mar. 1957 BLUE NOTE

ソニー・ロリンズの代名詞ともなっているピアノ・レス・トリオ編成での初アルバムである。

この8か月後には【A Night at the Village Vanguard】が録音されている。

この編成に関して言えば、和音楽器が存在しない分、ドラムの持つ影響力がかなり大きいようである。

前出の【A Night ・・・】を例にとるなら、昼のセッションのピート・ラロッカと、夜のエルビン・ジョーンズでは明らかに雰囲気が違っている。

その点からも、このアルバムでのシェリー・マンの存在は大きく、ソニー・ロリンズと共に聴き逃せない。

56,57年はロリンズにとって、ひとつのピークを迎えた年代である。

と同様に、レイ・ブラウンもシェリー・マンも脂の乗っていた時期だ。

その3人が創りあげたこのアルバムが名盤と呼ばれるのは、至極、当然のことだろう。

コメント