クリスマスを前にした、9組、19人の群像劇である。
不倫も含め、大半が切ない片思いの恋なのだが、それぞれの成り行きにワクワクしてしまう。
何の接点もないそれぞれの物語が、幸せだったり、ちょっぴり切なかったりしながら、予期せぬところで繋がるという、群像劇ではおなじみの結末へと向かっていく。
私としては、落ちぶれたロック歌手のビリーの物語が気に入ってる。
ところで、題名の【Love Actually】だが、直訳すれば【愛の算定人】となるのだが、冒頭のナレーションで「love actually is all around」(愛はいたるところにある)と言っているので、内容からもそうなのだろう。
さしずめ【愛なんて、そこらじゅうに転がっているのさ】ってことである。
観どころはともかく、私としては、ジョニ・ミッチェルやノラ・ジョーンズなどの、懐かしい楽曲が散りばめられているのが、何とも嬉しかった。
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