Sonny Rollins plus4

Sonny Rollins (ts)//Clifford Brown (tp)//Richie Powell (p)//George Morrow (b)//Max Roach (ds)
May,1956.Prestige

私の大好きなミュージシャン、ソニー・ロリンズとクリフォード・ブラウンが競演したアルバムである。

エマーシーから出ている【Clifford Brown & Max Roach at Basin Street】と同様のメンバーだが、プレステージ盤のこちらでは、契約の関係上、ソニー・ロリンズ名義になっている。

私の記憶が正しければ、二人が競演したのは、この2枚のアルバムだけだと思う。

二人の偉大なミュージシャンは、生まれ年こそ1930年で同じなのだが、あまりにも異なった人生を歩んでいる。

80歳を過ぎてなお矍鑠かくしゃくとして活動を続けるソニー・ロリンズに対して、このアルバムを吹きこんだ3ヶ月後に不慮の事故でこの世を去ってしまうクリフォード・ブラウン。

その日は、奇しくもソニー・ロリンズの代表作である【SAXOPHONE COLOSSUS】が収録された4日後なのである。

そんなことを考えながら、このアルバムを聴いていると、いつものバーボンがほろ苦く感じてしまう。

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