バーでカクテルを注文するときに困っていませんか?
バーで飲みなれている方や、好きなカクテルがある方はいいのですが、大半の方は迷われるのではないでしょうか。
中でも『ショート・カクテルとロング・カクテルって何?』と、頭を悩ませる方は多いでしょう。
今回はそのあたりを判りやすく説明したいと思いますので、よろしければお付き合いください。
カクテルとは
そもそも、カクテルの定義は様々あり、昔からこだわりのある方々によって侃々諤々が続いています。
その一例が水割り論争で、水割りをカクテルに含めるか否かで揉め続けています。
酒に関して全くはこだわりのない私は【カクテル=ミックス・ドリンク】で通してきましたので、面倒な論争は他山の石の石くず程度でやり過ごしてきました。
早い話「どっちでもいいじゃん!」ってことです。
そんな立ち位置から、私なりにゆる~く説明していきます。
ショート・カクテル
一般的には【氷が入っていないカクテル】と言われていますが、例外もあります。
氷が入っていないのは、冷たい状態で提供されるのと、氷が解けて味が薄まらない為と言われています。
逆に言えば、時間と共に生ぬるくなり味も変わってしまいます。
『ショート・カクテルは3口で飲むものだ!』なんて、ドヤ顔でおっしゃる方もお見受けしますが、その意味では正解なのかも知れません。
でも、何口で飲もうがご自由ですので、そこはご安心ください。
作り手としては、冷たいうちに飲み干していただいた方が、おいしく飲んでいただけると思っています。
そのために、グラスを冷やしたり材料を混ぜ合わせたりしているのですから。
ロング・カクテル
ショート・カクテルとは反対に【グラスに氷が入っているカクテル】とされていますが、これも例外はあります。
全体量も多めで、氷が入っているお陰で温まりませんから、時間をかけてゆっくりと飲んでいただけます。
かと言って、時間をかけすぎると氷が解けて薄まってしまいますので、飲み干す目安としては20分あたりではないでしょうか。
作り手としても、そのあたりで飲み干していただけると嬉しいです。
まとめ
他にも、グラスの形やアルコール度数の違いで区別する場合もありますが、例外の方が多くなりますのでおすすめしません。
いかがでしょうか、勘のいい方でしたら、このあたり薄々感づかれたと思います。
【ショート】と【ロング】は、単純に【飲み干す時間の違い】だと思っていただければ間違いありません。
それ以外の御託は並ばせておいて、自分の流儀でおいしく飲み干しましょう。
余談ですが、ウイスキーのロックについても【氷が解けて薄まるから、早く飲み干す派】と【味の変化を楽しみながら、ゆっくり飲む派】に分かれます。
やはり、自分の飲み方で楽しむのが一番おいしく飲める証でしょう。
それが、このサイトのサブタイトルにもなっている【粋な酔っ払いになるため】の極意だと思っています。
とは言うものの、作り手としては、時間が経過して生ぬるくなってしまったショート・カクテルをチビチビ飲まれると、ちょっと淋しくなってしまいます。
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