Thelonious Monk(p) / Johnny Griffin(ts) / Ahmed Abdul Malik(b) / Roy Haynes(ds)
1958 (Riverside)
どちらも、1958年8月に録音された、ニューヨークのファイブ・スポット・カフェでのライブ盤で、双子のアルバムと呼ばれることもあります。
ジャズのライブ盤ではよく見られるのですが、パッと見は別のアルバムのようでも、音源は同じライブを収録したものがあります。
Haru
マイルス・デイビスの【My Funny Valentine 】と【Four & More】なんかもそうです。
【セロニアス・モンク・カルテット】となっていますが【ジョニー・グリフィン】のワン・ホーン・アルバムと言いたいほど、ブリブリと吹きまくっています。
どちらも好きなジャズ・ミュージシャンなのですが、お互いに個性が強い2人ですので、聴く前はミスマッチとしか思えない組み合わせでした。
ところが、聴いてみると意に反して、それぞれの個性のぶつかり合いで、聴き応えのあるアルバムになっていました。
知名度からすれば【ミステリオーソ】の方が上だと思いますが、ライブの臨場感は【イン・アクション】の方が感じられます。
もうひとつの収穫としては、ドラムの【ロイ・ヘインズ】です。
地味なドラマーとの印象しかなかったのですが、あのモンク特有のリズムに、控えめながら絶妙な心地よさで絡んでいます。
ドラムに関しては、あまり興味がない私でさえ、そう感じるのですから、ドラム好きの方にもお勧めしたいアルバムです。
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