John Coltrane (ts) / Lee Morgan (tp) / Curtis Fuller (tb) / Kenny Drew (p)
Paul Chambers (b) / “Philly” Joe Jones (ds) 1957 Blue Note
ジョン・コルトレーンがブルー・ノート・レーベルに残した唯一のリーダー・アルバムです。
一説によると、麻薬を買う資金調達のために吹き込んだと言われるアルバムですが、定かではありません。
1955年にマイルス・デイビスのグループに入るまでは、まったくの無名で、音がデカいだけのテナー奏者と揶揄されていたとの説もあります。
しかし、それから1967年に亡くなるまでのわずか12年間で、神の領域まで到達したと言われる進化を遂げると想像できたのは、マイルスぐらいだと思います。
特に60年代に入ってからの進化は目覚ましく、当時の演奏を信仰する多くのコルトレーン信者が誕生しました。
そのコルトレーン・フリークの方々には申し訳ありませんが、50年代のまだまだ荒削りな演奏が好きなのです。
このアルバムでも、後にブルー・ノートのスター的存在になるリー・モーガンとカーティス・フラーとの3管編成で、厚みのある演奏を披露しています。
特にタイトル曲でもある【ブル-・トレーン】でのコルトレーンとリー・モーンガンのソロは、何度聴いても、ワクワクしてしまいます。
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