Boyhood|6才のボクが大人になるまで

メイソン役の【エラー・コルトレーン】が、6歳から18歳になるまでを描いた物語。

普通ならば、それぞれの年代で、演じる俳優を代えるところだが、この作品ではすべて同じ人物が演じている。

つまり、制作に12年間必要だったことになる。

説明によると2002年の夏から2013年の10月までの12年間を通して断続的に撮影されたとあった。

6歳(実年齢は7歳)から18歳といえば、成長期の真っただ中でもあるし【エラー・コルトレーン】と、姉役の【ローレライ・リンクレイター】の成長ぶりが面白かった。

因みに、彼女は、監督の娘さんとのことである。

それに比べると、母親役の【パトリシア・アークエット】は、34歳から46歳、父親役の【イーサン・ホーク】が、32歳から44歳までなので、然したる変化は感じなかった。

でも、それなりに老けていくのは判るので面白かった。

ストーリーに関しては、家族ドラマとしての作品なので、アクション映画好きの私からは何も言えない。

しかし、映し出される風景、例えば、街並みや走っている車などから、実際に流れていく時間軸を感じることができ、非常に興味深く観ることができた。

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