
日本でテネシー・ウイスキーと言えばジャック・ダニエルと相場が決まっています。
蒸留所の規模からしても、それは頷けるのですが、私はあえて【ジョージ・ディッケル】をおすすめしたいのです。
【チャコールメローイング製法】からくる、ドライで滑らかな飲み口が特徴と言われているテネシー・ウイスキーなのですが、バーボンに慣れてしまった舌には物足りなく感じられてしまいがちです。
その点【ジョージ・ディッケルNo.12】は、高いコーンの含有率からくる仄かな香りと樽香から感じるコクのバランスが良く、飲みごたえがあるのでおすすめです。
近頃、ボトルとラベルが新しくなりましたので、味わいに変化があるかも知れませんが、まだ試飲していませんので何とも言えません。
願わくば、変わらないことを祈るばかりです。
変わり種としては、ムーン・シャインのコーン・ウイスキー【No.1】も、機会があれば試してほしい1本です。
蒸留後の樽熟成をしていない無色透明なウイスキーですが、仄かなコーンとオレンジ系の香りが感じられ、趣のある飲み口になっています。
ちょっと変わったウイスキーを飲んでみたいと思ったときにでもお試しください。
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