
バーボンとは縁遠いワイオミング州で造られたバーボンです。
イエローストーン国立公園をはじめとした大自然に恵まれた州として知られていますが、気候的にバーボンの熟成には不向きとされていました。
その反面、同州にはミネラル分を多く含んだ水質と恵まれた穀物資源があり、それを生かして造られていると言われています。
コーン(68%)、冬小麦(20%)、大麦麦芽(12%)のマッシュビルは、創業時に助言を仰いだメーカーズ・マークの名残りなのでしょうか。
また、アルコール度数44%(88プルーフ)は、ワイオミング州が44番目だったところからきているとのことで、州愛を感じられるところでもあります。
口に含むと、穀物系とドライフルーツ系が合わさった複雑な香りが広がりますが、嫌みのある香りではありません。

Haru
私の中では【タバコ葉の香り】としているものに近いのですが、一部の喫煙者にしか判っていただけないでしょう。当然、私は大好きな香りで、久しぶりにお気に入りのアイテムが増えたので喜んでいます。
それにも増して、刺激的な部分が無い柔らかな飲み口は特徴的で、このあたりはメーカーズ・マークに通じるものが感じられます。
オーソドックスなバーボンと比べれば異端児と思えるブランドですが【ニート】でゆっくり飲むのには打ってつけです。
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