Miles Davis(tp) // Hank Mobley(ts) except “Teo” //John Coltrane(ts) on “Someday My Prince Will Come” and “Teo” // Wynton Kelly(p) // Paul Chambers(b) // Jimmy Cobb(ds)
Des.1961
タイトル曲はディズニーのアニメ【白雪姫】の挿入歌で、1957年にデイヴ・ブルーベックが取り上げらて以来、多くのジャズ・ミュージシャンが録音している。
ジャズでは珍しい3拍子の曲だが、ビル・エバンスが十八番にしてしまったように、美しいメロディーが印象的な曲だ。
この時期のマイルスを象徴する名盤を、今更、私などが講釈をたれるつもりは毛頭ない。では、なぜ故このアルバムを取り上げたのか。。。
実は、ひょんなことから、店で私のテナー・デビューが決まってしまったのだ。
話の勢いとは、かくも怖ろしいものである。
はじめは【Stella by starlight】を演るつもりだったが、今の私の実力では、複雑なコード進行が理解の範疇を超えており、あえなく断念。
かと言ってブルースでは能がなさ過ぎる。
そこで、メロディーが耳に残っていたこの曲を練習しはじめた。
元々好きな曲で、日頃から耳にしていたせいか、テーマは意外とすんなり吹けたのだが、いざアドリブの段になって問題発生である。
何たってこの曲は3拍子。
これまで4拍子しか演ったことのない私であるから、まったくノリがわからないのだ。
おまけに、1っ拍余ったり足りなかったりと四苦八苦している。
運命の日まで残すところ、あと数日。
バックを勤めてくださるピアノとベースのお二人の力量に甘えさせていただくことになるのは眼に見えているが、今から緊張が続く毎日を過ごすことには間違いないだろう。
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