【アイリッシュマン】と同じ【ウォルシュ・ウイスキー蒸留所】の製品です。
【同・ファウンダーリザーブ】と同じで、シングル・ポットスティルとシングル・モルトがブレンドされていますが、もっと軽い飲み口で、ほんのりとした甘さを感じます。
2009年の発売当初から注目を集めたのは、一風変わったブレンド名が大きく関わっていたようです。
『文豪の涙』とでも訳せばいいのでしょうが、箱の裏には名前の由来らしきものが書いてありました。
アイルランドでは、19世紀から20世紀初頭にかけて、多くの文豪が誕生し、執筆の合間にはアイリッシュ・ウイスキーを楽しんでいたとのこと。
裏書の一文には
It was said that when an Irish writer cried, he cried tears of Whiskey.
とありますので、アイルランドの文豪が流す涙はウイスキーだったようです。
折よく来店されていたライターの女性と、そんな名前の由来について話していたところ、彼女曰く『ライターの嘆き』
流石だと思ってしまいました。
その一方で、これを仕入れるときに彼女のことが頭を過ったことを思い出し、少し嬉しくなってしまいました。
次回は、コニャック樽熟成がブレンドされた【ダブルオーク】も仕入れてみようかと思っています。
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