|カカオ・リキュール|グレナデン・シロップ|ソーダ|
パティー・ペイジの代表作として知られている【テネシー・ワルツ】と同名のカクテルです。
この曲はテネシー州の州歌とされていますので、アメリカン・ウイスキー好きにとっては外せなくて作ってみました。
もちろんベースは【テネシー・ウイスキー】と言いたいところですが、アルコール分はカカオ・リキューしか入っていませんので、ほとんど感じません。
そのうえ、それをソーダで割っていますので、炭酸飲料のような感覚で飲めるでしょう。
着色されていないカカオ・リキュールを使っていますので、グレナデン・シロップの色が鮮やかですが、甘味もほんのりとしたものです。
表現が悪いのですが、全体に『ぼやぁ~』とした飲み口で【テネシー・ワルツ】との共通点は見つかりませんでした。
店で提供するときは、少しレモンを加えることにしています。
とは言え、1948年(私が生まれる少し前)に日本で考案されたとのことですので、日本はまだまだ戦後の動乱期だったでしょう。
パティー・ペイジの歌でヒットしたのが1950年ですので、考案された方は『きっと、F.E.N.(極東軍事放送)で、このあたりの曲を聴かれたのに違いない』と、勝手に決めてしまいました。
そんなことを想像しながら飲んだところ、何となく【テネシー・ワルツ】のイメージが湧いてきたので不思議です。
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でも、私はやっぱりロリンズのテネシー・ワルツが好きです。
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