考えさせられる作品を観てしまった。
くつろぐのが目的で観るのだから、圧倒的に強すぎる主人公が活躍する作品や、相方の借りた恋愛物語と決めていた。
特に、民族紛争をはじめとした政治色を含んだ作品は借りないように気をつけていた。
それが、ラベルの写真と主演がジェラルド・バトラーだったことで、勝手に勘違いして借りてしまったのだ。
やはり【300】と【PS.I LOVE YOU】での印象が強く残っていたからだろう。
しかし、内容は、アフリカの民族紛争をテーマとした、なかなか強面の作品だった。
幸いなことに、アフリカの民族問題に関しては少なからず関心があり、私なりに学んだ時期があったので、一歩退いて観ることができたのだが、それがかえって、鑑賞後に考えさせられる結果となってしまった。
思えば、ジャズのアルバムでも、ジャケット買いは失敗が多かった。
やはり、DVDもしかりである。
とは言え、作品自体は大変見応えがあり不満はないのだが、身体の裡に溜まってしまった澱の処理には、時間がかかりそうだ。
もういちど【PS.I LOVE YOU】でも再観しようかと思っている。
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