ストーリーからすれば、良くあるような、逆境を跳ね返して大成する大団円の物語。
ケール役を演じている【ダコタ・ファニング】の好演が光っている。
それにも増して、父親と娘の微妙な関係を描いた作品として観れば、中々の秀作と言っていい。
私の体験からすれば、父親と娘との関係は複雑であって、同姓である息子とのそれとは、微妙な一線を画してしまう。
異性である分、どうしても、目に見えない薄いフィルター越しの関係になってしまうのだ。
そして、今は、孫を通しての、それになっている。
しかし、それは単に、私の側の問題だったようだ
。勝手にフィルターを作っていたのは私の方であって、娘は、いつでもノン・フィルターで接していてくれていたのだろう。
そんな思いを甦らせてくれた作品である。

久しぶりに、娘の顔を見にいくことにした。
いつものように、娘の大好きな手土産を持って。
できる限り、ノン・フィルターで。。。
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