サックス練習の息抜きに見つけた曲が、壺にはまってしまった。
クリス・ステイプルトンのテネシー・ウイスキーという曲である。 もちろん、曲名が気に入って聴きはじめたのだが、語るような渋い歌声にやられてしまったのだ。
あの頃は毎晩酒場に入りびたりだった
好きな相手は酒だけだったのさ
でもお前が現れて、どん底まで落ちて
もう手後れになる前に、俺を救ってくれた
カントリーは門外漢なので知らなかったのだが、2000年代から活動し始めた遅咲きのシンガーソングライターで、つまりはオッサンである。 そのあたりにも親近感が沸く。
酒に溺れそうになった自分を救ってくれた彼女へのラブソングのようなのだが、そのあたりも身につまされる部分である。
それにも増して、幾度も繰り返される ♪テネシー・ウイスキー♪ のフレーズを聴いていると、ジョージ・ディッケルでも飲みたくなってしまうのだ。
因みに、ロックぽいキーラ・セトルのバージョンも、趣が違ってお気に入りである。
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