Grand Terminal|ターミナル

人の優しさと、約束の重さを味わえる作品だった。

祖国のクーデターにより、進退窮まった主人公が空港で暮らすという、荒唐無稽なストーリーの中に、さまざまな要素が織り込まれており、最後まで飽きずに観ることができた。

トム・ハンクスの演技力は当然として、キャサリン・ゼタ=ジョーンズの際立つ美しさが印象的だったし、後半になり重要度を増してくるのがジャズだったことも要因になっている。

その上、ベニー・ゴルソン本人が登場し、キラー・ジョーを吹いてくれたのだ。終了間際の1分にも満たないこのシーンだけで、私の評価が数段高くなったのは言うまでもない。

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