バスカー|Busker

2016年に創業されたロイヤルオーク蒸留所(創業時はウォルシュ蒸留所)のブランドで、日本では2021年から販売されています。

同蒸留所は、モルト、ポットスティル、グレーンの3種類のウイスキーを生産できる稀有けうな蒸留所としても知られています。

バスターは受賞歴があることもあり、巷では発売当初から話題になっていたので、ご存じの方も多いでしょう。

私と言えば、今風なボトルのデザインが好みじゃなかっただけの理由で、これまで手にすることはありませんでした。

今更ながら、この意固地いこじな性格で、かなり損をしてしまったと反省中です。

それが、近くのスーパーで宅飲み用に買って飲んだところ、コレが何ともツボに嵌ってしまったのです。

フルーツ感のある味もさることながら、このご時世には珍しいコストパフォーマンスの良さに参ってしまいました。

これはもう仕入れるしかないので、手に入る4アイテムの中から2アイテムを在庫に加えました。

トリプル・カスク

最もスタンダードなアイテムです。

ボトルにトリプル・カスクとあるように、バーボン樽、シェリー樽、マルサラワイン樽で熟成された3種類の個性がブレンドされています。

流石に熟成感はありませんが、そんなものは、このコストパフォーマンスの前では消し飛んでしまいます。

マルサラワイン樽からくるフルーツ感は ひとクラス上と言ってもいいレベルです。

このクラスでニートで飲もうと思えるアイテムには中々お目にかかれません。

それ以上にソーダとの相性が良く、アイリッシュ・ウイスキーのソーダ割りはこれ1本で完結状態です。

店在庫の中では気軽に飲んでいただけるクラスですので、是非お試しください。

シングル・ポットスティル

やはり、アイリッシュのシングル・ポットスティル好きとしては、コレは外せません。

バーボン樽とシェリー樽の原酒が使われているそうですが、バーボン樽の個性を強く感じます。

アイリッシュ特有の製法で造られるシングル・ポットスティルは、独特の風味があるので、好みが分かれるアイテムです。

当店には、単に私が好きというだけで【グリーン・スポット】【レッドブレスト】【ティーリング】が在庫してあります。

何と【バスカー】は、この3アイテムの半額ほどの価格で、シングル・ポットスティルを試していただけるのです。

流石に、味を比較する訳にはいきませんが、シングル・ポットスティルの雰囲気を味わうには打ってつけでしょう。

シングルポットスティル入門用としておすすめします。

まとめ

珍しく手放しで褒めてしまいましたが、あくまでもコストパフォーマンスを念頭に置いてのレビューです。

逆に言えば『高くて旨いは当たり前』が通用しなくなっているウイスキー業界ですので、コレは大きいのではないでしょうか。

創業者のウォルシュ氏は、私の大好きな【ライターズ・ティアーズ】【アイリッシュマン】に関わった人でもあります。

経営方針の違いから、現在は袂を分かっていますが、同氏の心意気は【バスカー】にも浸透しているように感じられてなりません。

アルコール度数も、スタンダードは40%ですが、それ以外の3アイテムは44.3%に統一されているあたりも嬉しくなってしまいます。

こうなれば残りの2アイテムも仕入れようかと思案中です。

ロイヤル・オーク蒸留所の紹介動画がありましたので、よろしければご覧になってください。

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