ザ・ホイッスラー7年|The Whistler 7years

ブルーノートとも称されるこのボトルは、バーボン樽で5年熟成された原酒をオロロソシェリー樽で2年以上後熟成したシングルモルトです。

私の好きなレコードレーベル【ブルーノート】に反応して仕入れてしまいましたが、まったく関連はありませんでした。

製造元である【ポアン蒸留所】は、2016年に操業を開始した新興蒸留所です。

一説では、バーボン樽熟成の原酒は他社製品(クーリー蒸留所)で、それを自社熟成しているとのこと。

10年熟成の製品も出しているので、時系列からすれば、それが正解でしょう。

ほかの新興蒸留所と同じく、後熟成品を多く製造しています。

その中でも、このブルーノートは、色濃くシェリーを感じさせる味わいとされていますが、そこまでは感じませんでした。

特筆したいのは、7年と短めの熟成期間を感じさせないボリューム感があったことです。

それが、オロロソシェリー樽の効果なのか、46%のアルコール度数からきているのかは推測できませんが、バーボン樽との相性は良かったのでしょう。

尚、少し加水するとシェリーの香りが開くのでおすすめの飲み方です。

おそらく5年後には、すべて自社蒸留の原酒で造られた製品が出回ると思っているので、今から楽しみにしています。

正統派のアイリッシュとは多少違う趣ですが、アイリッシュ好きとしては、今後が楽しみなアイテムです。

コメント