アイルランドの首都でもあるダブリンにある同名の蒸留所で製造されているアイリッシュ・ウイスキーです。
1700年代から存在している建物を利用して、2019年に正式オープンした比較的新しい蒸留所で、所有しているのはファースト・アイルランド・スピリッツ社。
アイリッシュ通の方なら【ダブリナー】の発売元としてご存知でしょう。
長い間リキュール製造に関わった実績のある企業で、満を持して自前の蒸溜所を開設し、名前を冠した製品をリリースしたと聞いています。
【ダブリナー】は、後日入荷予定ですのでお待ち下さい。
17~18世紀のダブリンは、ヨーロッパ有数の腐敗都市として知られていました。
それを回顧する意味も込めて、自由、解放を意味するリバティーズを名前に加えたとされています。
アイリッシュ・ウイスキーの伝統でもある3回蒸留、100%アイルランド産モルトの使用、蒸留所内にある井戸から汲み上げた仕込み水と、どれもが地元色を感じさせます。
現在の製造責任者が、長年ブッシュミルズ蒸溜所でマスター・ディスティラーを務められた方なのも見逃せません。
日本で展開されているのは5年熟成の【オークデビル】、10年熟成の【コッパーアレイ】、13年熟成の【マーダーレーン】、16年熟成の【キーパーズコイン】の4アイテムです。
スタンダード品の【オークデビル」】は、後日入荷予定の【ダブリナー】とかぶりそうなので、今回は【コッパーアレイ】を入れてみました。
バーボン樽で10年熟成後シェリー樽で後熟したシングルモルト・ウイスキーです。
10年熟成の割には、全体的に乾いた印象を受ける飲み口ですが、シェリー樽由来のフルーティーさも感じられますので正解でした。
上級クラスの13年熟成後トカイ・ワイン樽で後熟した【マーダーレーン】も試してみたかったのですが、価格的に無理なので断念しました。
しばらくは【アイリッシュ・ウイスキー】の新入荷が続く予定ですのでご期待ください。
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