ハイド|Hyde No.6 President’s Reserve & No.3 The Aras Cask

ハイド社の製品が気に入ってしまったので、日本で販売されている他の2アイテムも仕入れました。

左:【No.6 プレジデンツ・リザーブ】

バーボン樽で、18年熟成のシングル・モルトと8年熟成のシングル・グレーンのブレンドし、オロロソ・シェリー樽で9か月後熟成したブレンデッド・ウイスキーです。

モルトとグレーンの比率は判りませんが、口当たりが非常に滑らかななので、思った以上にモルトの比率が多いようです。

ミックスされた果実系の香りの後に、バニラ系の風味も広がり、複雑で高級感に溢れていて(46%)のアルコール感もありません。

今回入荷した3アイテムの中では、最も気に入りました。

価格的には高価な部類に入りますが、価格以上のものがありますので、機会があればお試しください。

日本では未発売ですが【ラム樽】【ワイン樽】での後熟や、シングル・モルトもあるので、いつかは飲んでみたいと願っています。

右:【No.3 ジ・アラス・カスク】

バーボン樽で6年熟成したシングル・グレーン・ウイスキーです。

トウモロコシをカフェ式の単式蒸留器で3回蒸留、その後バーボン樽で6年熟成されています。

ニートで飲んでみましたが、奥行きが浅く風味も弱いので、ドライ感だけが残り印象は良くありませんでした。

ところが、ソーダで割ったところ、ドライなだけではなく甘さと樽の風味が現れて好印象に変化しました。

やはり、グレーン・ウイスキーはソーダで割ると本領を発揮するようですので、飲まれるならソーダ割りをおすすめします。

自前の蒸留所を持たない【ボンダー】なればこその、熟成樽への情熱が感じられる【ハイド社】の製品は、それぞれに個性があり気に入ってしまいました。

少しずつですが、知名度も上がってきた【アイリッシュ・ウイスキー】を、これを機会にお試しください。

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