Joe Gordon

ジョー・ゴードン

Joe Gordon(tp) / Charlie Rouse(ts) / Junior Mance(p) / Jimmy Schenck(b) / Art blakey(ds)
1955 Emarcy

ハード・バップ好きな方なら、1950年半ばのトランペッターといえば【クリフォード・ブラウン】を筆頭に【リー・モーガン】【ドナルド・バード】【アート・ファーマー】【ケニー・ドーハム】あたりが思い浮かんでくるだろう。

余程のバップ好きでなければ、このアルバム・リーダーの【ジョー・ゴードン】を挙げる方は少ないと思う。

【クリフォード・ブラウン】が在籍するエマーシーでは、影が薄くなるのも頷けるとしても、その実力は立派なもので、何故、過小評価されているのかが理解できない。

35歳で不慮の死を遂げたために、残されたアルバムが少ないあたりにも一因があるのだろうが、バップ好きなら聴いて損はないミュージシャンだと思っている。

彼のリーダー・アルバム【INTRODUCING】と、ドナルド・バードとの【BYRD’S EYE VIEW】を聴きながら、世に出るタイミングが少しずれていたなら、もっと評価されていただろうなどと、余計な推測をしてしまった。

そして、コンテンポッリーに残されたもう一枚のリーダー・アルバム【Lookin’ Good】が、彼のワン・ホーンだったら名盤になっていただろうなどと、これまた余計なことを考えている。

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