ニューヨークに現存するバー【デッド・ラビット】とのコラボ品として、ダブリン・リバティーズ蒸溜所からリリースされているアイリッシュ・ウイスキーです。
当地では非常に有名なアイリッシュバーとのことで、店名もアイルランドからの移民が中心だったマフィアの名称から名付けたとのことです。
その名を冠した【デッド・ラビット】ですので、同店の5周年記念に合わせて、同じ５年熟成の原酒を使うなど、かなり力が入っているのが伺えます。
飲み口のほうは、若干高めな88プルーフと、バーボン樽の個性が色濃く出ているためか、ダブリン・リバティーズとは一線を画したものでした。
ニューヨークを意識した結果なのでしょうが、同店を訪れたことがない私には、どっちつかずな印象のほうが強かったです。
おそらく、ベストバーに選定されたこともある同店で飲めば、また違った印象なのかも知れませんが、それは叶わぬ夢でしょう。
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これまでにも数アイテムのコラボ品を入れましたが、共通するのは価格と飲み口が比例しないことです。
早い話、【ポーグス】を除けば、ちょっとお高いイメージを拭えません。
コラボ品ならではの付加価値と思えなくもないのですが、ただの酔っ払いとしては、そのあたりが気になってしまいます。
コラボ先に特別な思い入れがある方でしたら良しとされるのでしょうが、純粋におすすめする側としては、悩んでしまうところです。
この【デッド・ラビット】にしても、それを感じますので【ダブリナー】のように諸手を挙げておすすめができません。
それでも、ニューヨークの同店をご存じの方や、アメリカン色のあるアイリッシュを飲んでみたい方でしたら、試されてはいかがでしょう。
因みに、少しだけ加水すると印象が変わりますのでおすすめします。
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