【マルティニーク島】
1800年中期に創立されたフランスを代表するラムメーカーであるバーディネー社の【ネグリタ・ラム】が新登場しました。
フランスでは80%のシェアを誇る、伝統的なラムとのことです。
同社は、日本に初めてラムを紹介したとされているメーカーで、1905年(明治38年)との記録が残っているそうです。
現代の日本ではスペイン系のラムが好まれているような気がしますが、ラムの歴史がフランス系から始まっていたとは、感慨深いものがあります。
ラムといえば、洋菓子の香り付けに使われることが多いですが、ネグリタ・ラムも、ボルドーの銘菓カヌレには欠かせないアイテムとされています。
カヌレ協会会長から『ネグリタ・ラムを使ってこそ本物のカヌレである』と推奨されたと聞いています。
フランス系のラムには、それぞれに個性的な風味をもつ銘柄が多いため、一般的なスペイン系やイギリス系のラムを想像して飲むと面食らうときがあります。
この【ネグリタ・ラム】は最たるもので、気品のある香りの中にアイラ・モルトを思わせるようなヨード香が含まれていますので、合わない方はいらっしゃるでしょう。
言い換えれば、アイラ系のウイスキーを好まれる方には、是非試していただきたいおすすめの銘柄です。
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