ケンタッキー・オウル社から2022年にリリースされた【ライ・ウイスキー】です。
同社の前身は、1879年創業の【C.M.DEDMAN DISTILLERY】ですが、1919年の火災により全焼してしまいました。
しかし、その85年後の2004年に創業者の玄孫である現オーナーによって【ケンターキー・オウル社】として復活しました。
ライ麦95%のマッシュビルと、創業当時を踏襲しているといわれる製造法がうたい文句になっていますが、昔ながらの骨太なライ・ウイスキーを想像すると拍子抜けするかもしれません。
ベースとしてのライ麦は感じますが、アプリコット系の香りが強く、それにシナモン系がかぶさってきます。
このあたりの味わいから、似通ったマッシュビルの【ハイ・ウェスト・ダブルライ】を思い浮かべてしまいました。
2000年代に創業された蒸留所に共通している ”古さを土台に新しさを目指す” 姿勢が感じられます。
気軽におすすめできる価格ではありませんが、新しもの好きでしたらお試しください。
Haru
因みに、私は好きです。
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