予告を観て、キナ臭い戦闘場面が多い作品かと思ったのだが、見事に肩透かしを食らわされてしまった。
早い話が、メグ・ライアンとラッセル・クロウの恋愛映画である。
事実、試写の段階では両人が愛し合う場面が存在していたらしいが、女性からの苦情で削除されたのだと言う。
旦那が誘拐されているのに、他の男と寝るのは許せないというのが理由だったらしい。
筋立てとしては、反政府ゲリラに誘拐された技師の救出劇なので、その理由も判らなくもない。
しかし、私などは二人の恋愛映画として観てしまったので、かえって違和感を覚えてしまった。
結末は、この手の物語では、それしかないという所に落ち着く訳だが、恋愛映画の結末としては些か物足りない。
そのあたりから察しても、やはり、この作品は恋愛物ではないのだろう。
それにしても、ここでのラッセル・クロウはかっこいい。
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