
テネシーでは珍しくバーボン表記された1本です。
元々、ジョージ・ディッケルには【No.8】と【No.12】のレシピ・ナンバー表記があり、熟成年表記と勘違いされがちでした。
そのせいなのか、現行のラベルでは、それぞれ【クラシックレシピ】【シグネチャーレシピ】と変更されています。
そこへ堂々と年代表記されたアイテム、それもバーボンが登場した訳です。
私としては、バーボンとは名乗らず頑なにテネシーに拘っている ”テネシー・ウイスキー魂” が好きだっただけに、淋しさ半分、興味半分で仕入れてみました。
コーン比率が高い(コーン84%・ライ麦8%・モルト12%)クラシック・マッシュビルとのことで、口当たりが柔らかく適度なフルーツ感もあります。
確かに、同社のテネシーとは違う飲み口で味わい深いのですが、バーボンとしては物足りなさが残ってしまうのは否めませんでした。
それでも、独自の【チルド・メイプル・メローイング】や、スコッチ表示の【Whisky】を使うなど、独自感が強くテネシーでは1番好きな蒸留所なので良しとしています。
言い換えれば、口当たりが柔らかなバーボンを好まれる方にはおすすめできます。
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