キャッツスキル|Catskill Straight Rye Whisikey

【キャッツスキル蒸留所】は、2010年に創業されたクラフト蒸留所で、ニューヨーク州が運営する【ファーム・ディスティラリー(Farm Distillery)制度】を活用した蒸留所としても知られています。

地元で収穫されたライ麦と、キャッツキル山地の澄んだ水を使い、小規模ならではの丁寧な造りが込められています。

新しいオーク樽で約2年以上の熟成、アルコール度数85Proof(42.5%)からも推量できるように、力強さよりも、毎日ゆっくり楽しめる飲みやすさを大切にしている印象を受けました。

口に含むと樽由来のバニラ系の香りがした後に、ライ麦らしいスパイス感が現れ、最後はオーク樽由来の香ばしさと、ほのかなナッツ系のドライな余韻で消えていきます。

ライウイスキーらしい個性はしっかりありますが、尖りすぎず、全体的にとてもバランスの良い仕上がりです。

言い換えれば、根っからのライ好きには物足りなさが残る味わいかもしれません。

オールドグランダッドやバッファロートレイスなどの軽いバーボンを飲まれている方には、好まれそうなライだと思います。

甘さだけでは物足りなくなってきた頃に、新しい扉を開いてくれる銘柄だと言えるでしょう。

ボトルのデザインにも表れているように、派手さを競うようなウイスキーではありません。

ニューヨーク州と聞けば ”マンハッタン=大都会” のイメージがありますが、南東部に位置するキャッツスキル地方は、豊かな自然が広がっている地域です。

”そこにある小さな蒸留所の丁寧な仕事がそのまま詰め込まれた素朴で誠実な味わい” そんなうたい文句が浮かんできましたが、チョット褒めすぎかもしれません。


余談ですが、同時に仕入れた変わり種の1本の話は、下のリンクから飛べます。