アマドール・ダブルバレル・バーボン&ライ|Amador Double Barrel Bourbon & Rye

気に入って個人用として飲んでいた【アマドール・ウイスキーカンパニー】の製品を2種類メニューに加えました。

同社の製品は、ウィレット蒸留所の原酒をアメリカンオーク樽で熟成後、カリフォルニア州のナパで後熟したものです。

ウィレット好きとしては飲んでみたくなり仕入れてありました。

新興のメーカーらしく、柔らかな口当たりと複雑な風味が特徴で、旧態依然としたアメリカンの特徴は薄まっています。

これまで味わったことのない新たな味わいを体験されてはいかがでしょう。

ダブルバレル・バーボン

アメリカンオーク樽で熟成熟成された2種類の原酒(3年熟成と7~10年熟成)をバッティングしてカリフォルニア州に運び、シャルドネ(白ワイン)樽で後熟したアイテムです。

マッシュビル(コーン75%・小麦15%・ライ麦5%・大麦麦芽5%)から想像できるように、柔らかな小麦系のバーボン原酒なので、ワイン樽の個性が色濃く感じられます。

特に白ワイン由来と思われるドライなフルーツ感が強いので、バーボンと言われなければ判らないレベルです。

“趣が違うバーボン” だと割り切って飲むぶんにはいいですが、それ以外では面食らうかも知れません。

ちょっと変わったバーボンを飲んでみたい方はいかがでしょう。

(注):このボトルは2021年に先行販売されたもので、シャルドネの表記がある現行品はマッシュビルや熟成年数が変更されています。

Haru
Haru

現行品は、原酒の熟成年数が違うようなので、このあと加えるかは思案中です。

ダブルバレル・ライ・ジンファンデル

マッシュビル:ライ麦74%・コーン11%・大麦麦芽15%のライウイスキーをポートワイン樽で9~12か月後熟したライウイスキーです。

上記のバーボン同様、個性を感じる味わいですが、ライ麦特有のスパイス感は感じられます。

ライウイスキーにどっぷり嵌ってしまった舌には物足りなさを感じますが、たまにはライも試してみたい方には打ってつけだと思います。

柔らかな口当たりと、ストレートなライウイスキーには無い複雑な風味を味わえますので、それをプラスと考えられれば秀逸なアイテムになるでしょう。

Haru
Haru

ウイスキーとしてはフルボディでしっかりとした味わいですので、ライとしての拘りを捨ててしまえば、結構好きな部類です。

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